FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

レビュー アルファ ECWCS 3rd ジェネレーション ブリザテックジャケット デジタルカモ

今日のレビューは【ALPHA アルファ】ECWCS 3rd ジェネレーション ブリザテックジャケット デジタルカモ



まずは名前の解説

ALPHA アルファはブランドの名前。
アルファというブランドはアメリカの大手アパレルメーカー。「知っている人はよく知っているが、知らない人は全然知らない。」という類のブランドだろう。
アルファで最も有名なのは「MA1」「N-3B」といった、ナイロン系のフライトジャケットだ。米軍納入メーカーとしてだけでなく、非常に品質の高い製品を作ってきたことで非常に有名になった。特に80年代、映画「トップガン」の影響で主演のトム・クルーズが着ていた「MA-1」がとても流行した。
フライトジャケットの一大ブームを作り上げたブランドと言える。
私もアルファ製のMA1、N3Bを持っていたが、しっかりしたナイロンと縫製による、非常に頑丈なしっかりした製品だった。その後、友人が着た、国内メーカーのコピー品を見る機会があったが、全く違う出来映えだった。
ブランド品としては非常に印象がいい。
しかし、最近の調査によると、現在、「アルファ」名で国内で販売されている多くの製品は、「エドウィン」で企画されたものが多いようだ。
厳密にどの製品が、その企画製品に分類できるのか明確ではないが、本製品もたぶんこの企画製品に属すると思われる。

ECWCS 3rd ジェネレーションは米軍の「極寒冷地衣料システム・第3世代」の意味。当ブログを読んでくれている方にとってはお馴染みの名称だと思うが、ブログ内では「ECWCS GEN3」の名前をよく使ってきた。ブログ内のECWCSの項目を呼んでくれるとうれしい。
GEN3は防寒衣料としての重ね着階層が「LEVEL x」という名称で定義されている。本ECWCSジャケットはハードシェルなので、「GEN3 LEVEL6」という定義に当てはまる。

ブリザテックは「防風/透湿素材」の名称、同系統の生地としては「ゴアテックス」が有名だが、「ブリザテック」は東レが開発した透湿素材。こちらのサイトにその性能について詳しい記述がある。
上記のサイトの比較数値を見ると、あたかも「ブリザテック」の防水/透湿性能が素晴らしいかのように書かれているが、比較対象になっている製品が不明で、この製品の数値が非常に低い。ブリザテックの性能もぶっちぎりで素晴らしいかというと、そうでもなく、現在の防水/透湿素材としては平凡な能力と言える。
実際、ゴアテックスと同等の性能で、この価格で作ることが出来るのならコストパフォーマンスの高い素材と言えるかも知れない。

デジタル・カモ」はカラー名。他「OD」、「ブラック」、「オレンジ」の4色が用意されている。デジタルカモの詳細については後述。



製品には「ALPHA INDUSTRIES INC.」「Breathatec」のタグが付属。ただし、ALPHAのタグは日本語記述で「エー・アンド・ティ・インターナショナル」の記述もあるエドウィンの企画ものであることが伺える。(中国製)
アルファタグ


製品特徴



最初に、本製品を見て気になったのは「迷彩の色味」。私は勝手に本製品をACUだと思ったため他のACUとの色味の違いに「雪用の新しい迷彩か?」と思ったほどである。
製品実物の色を他の所有ACUと比較してみたところ、実際のところACUの3色の色はそれぞれ他の製品とほとんど変わらない。特徴的に見える理由はその三色の比率。一般的なACUに比べると一番明るいグレーの部分の面積が圧倒的に広いそのため、一般的ACUよりもかなり明るい感じに見える。
しかし、ACUだと思ったのは私の勝手な思い込みで、製品には「デジタルカモ」とあるだけで「ACU」の文字はない。「ACU」のパターンを利用したオリジナルデザインの製品だと思った方がいいだろう。

サイズ
私の体格は171cm/75kgでMサイズを購入。ショップのモデルさんの着用感がやや、大きくなって見えたこと、ショップの計測サイズを参考にMサイズにしたが、実際に着用してみると、ほぼ、ジャストフィット。重ね着を前提にするならややタイト。下に前回紹介のソフトシェルジャケット着用を前提にするなら、やや小さかった。
TRU-SPEC GEN2の同サイズ(MならM)と比較してもこちらはやや細身の作りになっている感じがする。また、着丈に比べソデがやや短い感じがするので、私と同体型の方であるならLサイズをおすすめしたい。

機能
本製品の生地は一般的なゴアッテクス生地などに比べると、「パリパリ」とした厚みがあるが「TRU-SPEC GEN2ジャケット」に比較すると薄い。3レイヤー。
裏地にはメッシュインナーもウィンドスカートも何も無く、縫製部にはシーリングテープが張られているのが見える、非常にシンプルな作り。
止水ファスナーとシームテープ

GEN2に比べると着丈の短い作りのためウェスト部等へのドローコードは無し。ドローコードは一番の裾、フードにあるのみ(フードは「縁の部分」「後頭部方向」の2WAY)。フードは収納式。

ポケット*5、フード収納、メインファスナーと、全7カ所にファスナーが使われているが、これらは全てYKK止水ファスナーとなっている。メインファスナーのみダブルファスナー。
止水ファスナーの採用によりメインファスナーやポケットへのカバーフラップは廃止となっていて、軽量化が図られている。
前述の通り、GEN3では活動環境により重ね着(レイヤリング)することが前提になっているので、LEVEL6も従来のような重装備ではなく、シンプルで収納性が重視されているイメージだ。
コンドルのソフトシェルジャケットと収納時の大きさを比べてみた。
収納時
同じ条件で丸めてみてもこんなに違いがある。GEN2ジャケットと比較してもコンパクトになるが、1万円程度で上下購入できるレインウェアに比べると大きくなるだろう。


使用感
使用して感じるのは、まず非常にシンプルな作りであるということ。シンプルさ故に、「マウンテンパーカー」よりは「レインウェア」に近い感じがする。
これは悪い意味ではない。重ね着を前提にするなら極寒冷地仕様のジャケットは厚すぎる。普段はソフトシェルジャケットを活用して、雨になってきたら、防雨/防水を主目的に上に着るにはこれくらいシンプルな方がいいと思う。
ちょっと以外なのはベンチレーション機能が無いこと。
脇の下のベンチレーションが無い

また、他社のGEN3パーカーは左右脇のポケットがポケットになっておらず内ジャケットのポケットに手を伸ばすためのファスナー(兼ベンチレーション)になっているケースが多いのだが、本製品は胸元2、両脇側2、左肩1の全5つ全てがポケットになっている。
メインポケットはかなり脇側に付いていて手を入れにくい。もしこれがベンチレーション兼用の下に着用したソフトシェルのポケットに手を伸ばすためのものなら納得いく。
脇の方によっていた方がミドルのポケットに手が入れやすい。しかし、本製品はこれがポケット。ポケット位置としては決して良くなく、結果的に使いにくいポケットになっている。

左肩に装着されたポケットもやや使いにくい。位置は悪くないのだが、開口部、ポケットの奥行き共にやや寸足らずで、収納できるものは相当限られてくると思われる。

総括
本製品は「マウンテンパーカー」「ECWCS GEN1~GEN2」と1万円程度で上下購入できる透湿性レインウェアの中間に位置する製品だと思う。
疑問な点もいくつかある。カバーフラップなしの止水ファスナーだけで完全防水が可能なのか?という点。また、こういう中間位置のジャケットに活用幅があるのか?という点。
完全防水でない点においては、「下にソフトシェルジャケットを着ているから、2重で防水しているから大丈夫。」という考え方もあるかも知れない。
ならばより安価な、レインウェアを購入すればすむかも知れない。
強固なGEN2、マウンテンパーカーのようなジャケットで完全防水/透湿/防風が出来ているのであれば、本製品のような中途半端な製品は必要ないかも知れない。

いずれにしても目的意識がはっきりしていれば、本製品は悪い製品ではない。
ハードシェルとして一応の完全防水」、「中間的防寒性」はソフトシェルジャケットのアッパーシェルとして活躍できるし、ソフトシェルジャケットを使わない前提でも、ECWCSとしてだけでなく、秋から春にかけて幅広く、「防水、防風ジャケット」として活用できそうだ。
自分が所有しているワードロープの中で、欠けている部分を検討しながら本製品を購入するなら活躍してくれる幅は広いはずだ。

個人的にメインポケットについてはやはり不満で、最終的にはベンチレーション目的でポケット部をはさみで切ってしまうかも知れない。

最後に、本製品を「ECWCS GEN3 LEVEL6」のミリタリー製品だと思って購入すると、能力機能の面で「?」ということになる。
カモフラージュの出来映え、メインポケットの能力、肩ポケットの出来の悪さ等、あくまでもミリタリーデザイン、ミリタリーテイストの一般アパレル/アウトドア用品として価値を見いだすべきだ。
関連記事
スポンサーサイト

tag : アルファ・インダストリー ジャケット 迷彩

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 質問

しゃちょさん、コメントありがとうございます。
そもそも、「本物のN-3B」とは?という話になろうかと思います。私もものすごく詳しいわけではないので、間違いもあろうかと思いますが、N-3Bが実際のパイロット用防寒着として着られていたのは、ベトナム戦争前後と記憶しています。現在のフライトジャケットは、ほぼCWU-45Pへ移行しています。
そのため、「新品、本物のN-3B」を入手するのはほとんど不可能ではないかと思います。また、「中古、本物N3-B」となると、ビンテージの領域でかなりの高額商品になるでしょう。
ブログ中でお話した、「粗悪なフライトジャケット」は、それこそ「トップガン」などの影響でフライトジャケットがブームになった頃、数千円で売られた見るからに悪い商品ですが、現在さほどブームでもなく、高い需要があるワケでもないので、逆にそういう粗悪品は見られなくなったように思います。

ご質問の商品はたぶんエドウィンで作成されアルファのロゴが付けられた国産のN-3Bでしょう。
エドウィンの商品は日本風にタイトシルエット(細身に)デザインされた物や、コストの関係でしょうがファーがナイロンのフェイク(本来はコヨーテなどの毛)になっていたりする商品が多いようです。

海外メーカーには、より強靱なナイロンが使われていたり、コヨーテのファーが付いていたりといった本物志向の商品もありますが、それらはもちろん1万円台での購入は不可能ですし、フィット感の違いがあったりするのはしょうがないかと思います。

そういう意味では、エドウィン・アルファのN-3Bも悪くないでしょう。

アパレルの重要さは、着る人の満足度が最も重要です。
「本物か?」「偽物か?」にこだわるのも楽しいとは思いますが、実際に袖を通して、シルエットや、デザイン、機能が気に入れたらそれで満足できるのでは?と思います。

ちなみに、ざっと調査してみたところ、エドウィン・アルファのN-3Bはおおよそ、2万円台の中盤から後半の価格帯ですね。ドンキホーテで1万5千円程度で売られることはあり得るかも知れませんね。
シルエットや、デザインが気に入れたら買っても良いのでは?と思います。
極寒冷地での地上勤務用に開発されたN-3B。とても暖かく、出がけに気軽に着られるので、これからのシーズンには最高です。

もし、着てみてすごく気に入ったら、2着目のN-3B、3万4万円台に手を出して見ると面白いと思います。
で、そうやって「フライトジャケット」にはまっていくんですよねー。
義援金募集
FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして
カテゴリ
おすすめ!!
rakuten
最新トラックバック
最新記事
プロフィール

FPSOP

Author:FPSOP
ミリタリー関係の様々な物を紹介したいと思います。
「アパレル」「ゲーム」「プラモデル」「パラコード」など、深く掘り下げます。気に入った項目があったらうれしいです。
直接連絡はこちらへどうぞ

月別アーカイブ
最新コメント
カウンタ

2011/9/19からの訪問者:

現在の閲覧者数:

ブログ内検索
tags

ミリタリー アウトドア 迷彩 カムフラージュ PCゲーム アンドロイド コンドル・アウトドア FPS ジャケット arma3 アルファ・インダストリー 携帯電話 パラコード  メンズアパレル ポーチ スマートフォン アサルトライフル タバコ ベープ 銃器 ブーツ Nvidia3Dvision 編む 男の手芸 電子タバコ 

link
にほんブログ村 にほんブログ村へ

RSSリンクの表示
リンク
楽天
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。