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レビュー ARMA3

「相変わらず」であり、そして「素晴らしい」ARMA3

ARMAシリーズの概要と歴史

Bohemia interactive(ボヘミアインタラクティブ)のarma3(アルマ3)をsteamで購入し、プレイひと通りのミッションを終え、感想を書きたくなった。

arma3は、ボヘミアインタラクティブの看板シリーズ、というか唯一のヒット作(まあ、それ以外の作品もあるようだが、特に注目はなし)であり、

  1. Operation Flashpoint: Cold War Crisis (オペレーション フラッシュポイント: コールド ウォー クライシス)
  2. ArmA: Armed Assault (アルマ: アームド アサルト)
  3. ARMA 2(アルマ 2)

の続編として登場していいる。ちなみに私は全部プレイしたが、なんといっても「初代オペレーションフラッシュポイント」のインパクトは非常に印象的だ。
2001年の作品だが、当時、発売前にいくつかのミッションとミッションエディタが同梱されたフリーのプリビュー版が配布された。
まだ製品が発売されていないこの時点で、ゲームは「戦場シュミレータ」として話題になり、ユーザー作成のミッションをインターネットで、ダウンロードしてプレイしたのをよく覚えている。
このゲームの基本コンセプト、システム、魅力の多くは、現在でも継承されている。

  • 世界を作成し、ミッションを作り、その中にプレイヤーを放り込む。

call of dutyなどをプレイすると結構なオープンスペースで戦闘しているような気分になるが、実はただプレイヤーが通るルートが用意されているだけ、せいぜい途中のルートが分岐している程度で、マップ、世界の広がりを感じることはできない。
極端なことを言えば、call of duty シリーズは、決まった場所にピョコピョコと頭を出すターゲットを撃つ射的ゲームであり、何度失敗しても、ほぼ同じ場所に敵がいるので、「ここに敵がいる」と覚えることができるが、このゲームにはそれがない。
「敵があそこに集中してこちらに攻撃しているから、こちらで見方で注意を引かせながら、自分がサイドに回りこんで倒そう。」という作戦が使える唯一のFPSといっていいのではないだろうか?

結果的に非常にリアルなシューティングゲーム、戦場シュミレータとなっている。

  • 自律的な敵味方のAI

一作目から非常に評価が高かったのが、この敵AI。オープンフィールドでの戦闘となるゲームでは最も核となる部分だったのかもしれない。
「「指揮官」、「それに従う兵士」として組織的に動きつつ、敵との対応に自律的に行動し、プレイヤーを翻弄する。」という意味では2001年当時から非常に完成されており、評価が高かった。
前述のプリビュー版でミッションを繰り返すうちに、「こうやったら、味方を死なせずに済むんじゃないか?」とおもって行動しても思い通りにならないことを思い出す。敵も味方も非常に優れたAIにより自律的に行動しているので、変な話だが、ミッション自体は、基本的にプレイヤーがいなくても成立する作りになっている。

  • 当たらないリアルな武器

このシリーズの武器はCODとは比較にならないほど性能が悪い。これがリアリズムなのかどうかは、実銃を撃ったことがないからわからないが、緻密に計算された性能の悪さであることは間違いないと思う。なぜなら、プレイしているうちに、「自分に相性のいい敵との距離」、「その距離よりも遠い敵と対峙した時の照準の合わせ方」をなんとなく覚えていくからだ。

  • 意外とシナリオもいい

「箱庭型の環境に、AIで勝手に動く敵味方」という環境のため、キャンペーンシナリオとなるとなかなかドラマティックなシナリオ乗せることが難しいのかもしれないが、本作品シリーズは基本的にこのシナリオが優れているため、長いキャンペーンシナリオもやりがいがあり、プレイヤーキャラクターへの感情移入もしやすい。一作目OF:CWCでも、非常に優れた、長いキャンペーンが用意されており非常に面白く、熱中度の高いゲームに仕上がっている。アームドアサルトでは、プレイヤーキャラクターの個性を廃止し、「ミッション中にプレイヤーキャラクターが死亡してもそのミッションに参加してるたのキャラクターに移行してプレイを継続できる。」というドライな設定となったが、かなり不評だったらしく、その後の「2」、「3」ではプレイヤーキャラクターの個性を全面に出した作品となっている。

さて、いつものとおり前置きが長いが、その前に旧作品の流れと特徴を書いておこう。

  • Operation Flashpoint: Cold War Crisis (オペレーション フラッシュポイント: コールド ウォー クライシス)

    優れたAIと、リアリズムで、すでに伝説化している作品だが3Dfx社の3D描画api「グライド」に最適化されたゲームだったため、現在のPCでもあまりパフォーマンスが上がらないとされている。
    その名の通り、冷戦下の1985年、ソ連とアメリカ軍の戦闘を描いている。ソ連から反乱した将軍と島の制圧権を争うべく軍を展開する米軍の話になっている。この戦争にか係る数人の兵士をプレイヤーが担当し、いろいろな側面から戦争の流れを垣間見ることになる。後に追加ミッション「レジスタンス」、「レッドハマー」が発売された。(レッドハマーは発売元のコードマスターズ社製らしい。)
    現在、ArmA: Cold War Assault として再リリースこちらのサイトでDLできる。OF:CWCと、レジスタンスの内容が含まれ、OF:CWCのCDキーを持っている人はプレイできる。

  • ArmA: Armed Assault (アルマ: アームド アサルト)

    版権の関係上(その辺は省略)オペレーションフラッシュポイントが名乗れなくなり、「アルマ」の名で再出発。南北にわかれた島国の親米民主側に支援中、共産主義の北軍に攻撃をうけ戦争に巻き込まれる。「rahmadi conflict」と「royal flush」という追加シナリオが発売されている。
    匍匐から左右にロールしたり、射撃中の息止めなど、OF:CWCから大幅に進化した部分も多いが、前述のとおり、主人公が不在であまり感情移入できない。また、全体的に操作系が複雑になり難易度もかなり高い。

  • ARMA 2(アルマ 2)

    OF:CWCの完全な続編として発売された。メインのシナリをとなるのが「ハーベストレッド」。独立した共産主義者を抑えるため政府軍に協力する海兵隊のフォース・リコンを率いながらシナリオが進んでいく。チームの4名はいずれも個性的で非常に印象深い。
    多くの拡張パックが発売され、現在遊んでも十分に楽しめる。

    さて、やっと本編ARMA3のレビューに入れるぞ。

    ARMA3の概要

    steamでは、未完成のアルファ版、ベータ版を発売し、購入者の感想と共に開発が進んだ。最近流行りの販売手法らしい。私は当初から気になってはいたのだが、購入したのは製品版になってからスチームで購入。現在は日本語版が発売されているようで、「英語が苦手」、「日本語でシナリオ内容をじっくり楽しみたい」というひとにはこちらがおすすめ。

    手早く入手したい人にはスチーム版がおすすめだが、現在こちらでは日本語のサポートは無し。

    プレイした感想と批評

    まず、「ライトになってプレイしやすくなった。」というのが、最初の感想。
    インターフェースが洗練され、操作系もシンプルに纏められかなりやりやすい。
    また、私のその当時のPCの環境にも寄ったのかもしれないが、グラフィックがかなり向上したにも関わらず「軽い」。(いや、それでも十分に重いゲームですが、、、)

    操作系がまとめられやりやすくなり、ゲームの起動が短縮し、軽くなったのは非常に歓迎だ。これは新エンジン「Real Virtuality 4」の力によるところが大きそうだ。やっていることのレベルが全然違ったのかもしれないが、codemastersの「オペレーションフラッシュポイント:ドラゴンライジング」をプレイした時、「こんな綺麗なグラフィックを、こんなに軽く動かせるんだ!」と感動したものだが、ARMA3のグラフィックもそのレベルといえる。

    軽快さと、美しいグラフィックは、新しいユーザーを呼びこむだけの魅力ではないかと、個人的には思っている。

    しかし、プレイ感の軽快さは従来のユーザーの不評を買うかもしれない。
    難易度も従来より下がった気がする。従来は一人で5人の敵と交戦するのはかなりきつかった気がするが、今回はそれほどきつい気がしない。自分の得意な距離、パターンに持ち込めば10人相手でもなんとかなる気がする。
    あくまでもゲームであるARMAシリーズ。ガチガチのシュミレータにしてもプロセスが煩雑になるだけで、今ほどのヒットはなかっただろう。「リアリティー」と「ゲーム性」の中道を見つけ出すのはBohemia interactiveのお家芸なのかもしれない。
    個人的にプレイ内容のライト感についても、まあいいんじゃないかと思う。キャンペーンミッションの途中で全く先に進めなくなるのはどんなユーザーにもキツイだろうしね。

    美しく、リアルなグラフィック

    グラフィックは前作より大幅向上。実のところこのシリーズはグラフィック面でそれなりにこだわっており、初代からキャラクターの口の動きと声の音声を合わせる「リップシンク」が搭載されていた。

    今回プレイして最も進化したと思う部分は、キャラクターの動き、ポーズがよりリアルになり、そのパターン数も増えた点だ。従来は、それなりに美しいグラフィックではあったが、「銃を撃つために構える。」「匍匐姿勢に移る。」「索敵のために頭を動かす。」という各キャラクターの目的が、非常に機械的に動きに反映しており、あるいみ、ロボットのように不自然であったことは否めない。

    しかし、今回は「走る」、「歩きに移行して索敵」、「屈んで走る」といった基本的な動きが非常にスムーズでリアル。自然になった。
    また、従来はただ立って話すだけの、ブリーフィングのインゲーム・ムービーが今回はかなり入魂のできとなっている。説明するリーダーは、身振り手振りで動きも饒舌になっているし、それを聞く周りの兵士たちも、あくびをしたり、顔の周りのハエを追い払ったり、とても自然な動きを見せてくれる。
    本来必要のない動きなので、ブリーフィング用に作られたスクリプトなのだろうが、雰囲気を盛り上げるという意味では非常に効果的でいい出来だと思った。

    相変わらず個性的なサウンド

    前作、ARMA2のシナリオ、harbest redにおけるメインキャラクターであったcoopsの声が今ひとつ気に入らなかったことが、頭にこびりついている。シリーズでは、声優の品質が今一つで、自然といえば自然なのだが、他のゲームの影響か映画的なセリフ回しに慣れている私にとってはかなり物足りなかった。
    しかし今回はブリーフィングの映画的演出に伴って、各音声の声優品質も良くなり、かなり雰囲気の上昇に貢献している。
    BGMは、これまで同様、ミッションの一部で雰囲気を盛り上げるために短い曲が流れる程度で、あまり力が入っておらず、その独特の曲調も前作を踏襲している。
    銃声などのSE関連もこれまでのスタイルを踏襲。自分と同じ銃を持っていたとしても、敵の銃声は、リアルなものが採用されず、「パチン!」という軽い音が採用されている。
    実際の兵士なら、敵の銃の音を聴き比べる訓練などもするのだろうが、プレイヤーから煩わしさを排除するための配慮。私はこのスタイルに慣れているせいか、軽い音を聞いても特に違和感を感じないし、いい手法だと思う。

    ARMA3に新しく導入された要素

    まず、ライト化要素として大きな変更と言える「メディカルキット」の導入。代々armaシリーズはプレイヤーが死にやすいことで有名。当たりどころが悪いと、たった一発で即死したり、匍匐しかできないようになった。そのため、非常に緊張感のあるプレイが求められた。実際、1ミッション中1セーブしかできなかったOF:CWCではひたすら匍匐前進でクリアした経験もある。arma2などでも、怪我を治すのはmedicの特権で、medicが近くにいない場合、死を待つばかりだった。
    ところが今回、ついにmedikitが導入されてしまった。これを所持していれば、プレイヤーは、自分または仲間の怪我を治すことができるのだ。ゲームバランスの関係か、プレイヤーは開始時にmedikitはひとつしか持っていないことが多いが、ミッション中、死亡した敵味方の死体や、捕獲した敵車両の荷物からは結構な量のメディキットが手に入る。
    お陰でプレイヤーはかなり死ににくくなり、緊張感もやや低下している。これを改善と見るか?劣化と見るか?は意見の別れるところだろう。

    非常に歓迎すべき要素もある。プレイヤーの姿勢制御がすごく良くなった。従来は直立、屈んだ姿勢(静止時は立膝)、匍匐の3種類だったが、今回は、これに加えて頭の高さを全9段階まで調整することが可能で、「匍匐ではカバーのせいで敵が見えない!カバーより少し高くしたい」という時に有効に機能する。

    まるでCOD:MWシリーズに影響を受けたのか?と思われるような新要素も多くある。
    スキューバによる上陸作戦ができるようになった。svdによる移動もある。また、droneによる攻撃/偵察もできる。無人攻撃機、無人偵察ヘリ、無人戦闘車両などが登場。プレイヤーが操作できなかなか楽しい。ただこのへんは色物的要素もあり、まああれば楽しく宣伝要素にはなるが、なくても別にどうでもいいの領域か?

    ARMA3のシナリオ、総括

    前述のとおりARMA3はアルファ版、ベータ版を経過し現在の製品版に至っており、ステップバイステップで、調整/拡張されてきた。その関係で現在プレイできるキャンペーンミッションも、アナウンス上の3エピソード中、最初の1エピソード「survive」(全14ミッション)しかプレイできない。
    またこれまでチュートリアルとされてきたものが「ショーケース」の名で、チュートリアル風の各種ミッションに置き換えられており、ゲーム新要素や基本操作を体験できる(全15ミッション)。

    全体的にみると「相変わらず」の部分が多く、またそれが「面白い」要素につながっていて、とても評価できる。面白い。

    ただ、諸手を上げて大絶賛かというと、そうでもない。前述のとおりカジュアル要素は、両刃の剣で新しいユーザー獲得としては効果的かもしれないが、従来の硬派プレイヤーには受け入れられ難いだろう。プレイヤーが死ににくくなったのはうれしいが、medikitで簡単に回復できてしまうのにはやはり疑問が残る。

    また、現時点ではシングルプレイ重視のプレイヤーにとってはボリューム感が無い。

    「キャンペーン」をすべて終了し、「ショーケース」も全てクリアしたが、非常に物足りない感じは否めない。
    特にキャンペーンは最初のエピソードとしてももっとボリュームがあっても良かったのではないだろうか?
    また、キャンペーン中の一つ一つのミッションが30分以内に終了できる比較的ライトな仕上がりで、ボリューム感がない。基地なるキャンプからいくつかのミッションに出かけていく雰囲気、そして、そのたびに装備をユーザー好みに変更できるのもカジュアル要素といえる。
    今後のキャンペーンにはやりがいのある重厚なミッションを期待したい。

    さて、いいとこ、悪いとこ、色々書いてきたが、基本的には非常に面白く、いい意味でカジュアル化したARMAと言えるだろう。
    特にCOD:MWシリーズやバトルフィールドシリーズなどで戦争のFPSを体験した人たちにもおすすめできる作品になっている。(同系のカジュアルシューティングゲームがしたい人にはおすすめしないが、、)

    単純な的撃ちゲームから、「作戦」へ移行したい戦争好き、ミリタリー好きの方に是非オススメしたいゲームだ。
    あー、英語版でミッションの概要や攻略に悩んでいる人も多いかもしれない。次の機会には、簡単な攻略記事も書いてみたいと思う。

    最後に、ARMA3をとりあえずプレイし終えて、物足りない人のために過去作品購入リンクをくっつけておこう。steamで購入すると手っ取り早いが、過去作品が一気に手に入るこのへんがお得。

    では、また。

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    テーマ : PCゲーム
    ジャンル : ゲーム

    tag : arma3 ミリタリー PCゲーム FPS

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